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[ 野球コラム ]

プロ野球 どこよりも早い順位予想!
~パ・リーグ編~(1/3)

文=岩川 悟 写真=共同通信社
北海道日本ハムファイターズ東北楽天ゴールデンイーグルス福岡ソフトバンクホークス
埼玉西武ライオンズ千葉ロッテマリーンズオリックス・バファローズ
順位予想総評|どこよりも早い順位予想! ~セ・リーグ編~
球春到来! には、まだまだ寒い2月ではありますが……、どこよりも早い順位予想をお届けしちゃいます。まずはパ・リーグ編から。キャンプ便りに一喜一憂するこの時期、プロ野球ファンの頭の中は、戦力分析一色ではないだろうか。近年同様、パ・リーグは戦力拮抗で今季もまた熾烈なペナントレースとなりそうな気配。そんな中、筆者の注目は、“野村野球”からの脱却を目指す楽天と見る!

<北海道日本ハムファイターズ>

小林一軍投手コーチの急逝というニュースからスタートした2010年。しかし、キャンプでは各選手たちが順調に調整を進めているあたり、さすがは昨年のリーグ覇者である。大人の選手が揃うチーム、大崩れの心配はなく、上位戦線には確実に絡んでくるはず。

注目は3年目を迎える大器・中田 翔。昨年は代打を中心に22試合に出場したが、期待されている長打力を発揮することが出来ず、本塁打は0本に終わった。また守備にも不安があったが、今季から外野手に転向し(登録は内野手)、キャンプでは徹底した特守を行っている。評価も上々だ。とはいえ、稲葉、糸井、森本といった盤石の外野陣に食い込んでいけるだろうか? そして今年こそ、念願の初本塁打は見られるのだろうか? 長打力はチーム屈指だけに、シーズン序盤で勢いに乗ればレギュラーの座も見えてくる。広い札幌ドームで、度肝を抜くアーチを見せてほしい。

課題は、昨年から続くダルビッシュに次ぐ2番手、3番手の先発投手の確立に尽きる。藤井がFAでチームを去り、この問題は今年も継続案件。元阪神のカーライルやヤクルトから木田を獲得したが、このウィークポイント克服が連覇への条件になる。


<東北楽天ゴールデンイーグルス>

昨年2位と飛躍した楽天は、前広島のブラウン監督が就任し、野村野球からの脱却、更なるチーム力の向上を目指している。あのカリスマ監督から、いきなり外国人監督とは意表を突かれた感もあるが、この球団、計算し尽くされた編成力は確かなものがある。ブラウン監督登用にはかなりの自信があるのだろう。

攻撃陣でカギを握るのは、一昨年に中日からチーム初のFA選手として移籍した中村紀。昨年は2本塁打、打率.221という悲惨な成績に終わったスラッガーだが、よく知る記者の話によれば、キャンプでは連日、早出特打を敢行するなど復活への手ごたえを掴んでいる様子。チームも昨年までサードを務めていた草野をセカンドへコンバートし、中村紀復活いかんでは、強力な野手陣が形勢される。投手陣は岩隈、田中、永井の三本柱に加えて、4番手以降の台頭に期待。救援陣は、小山、福盛に豪腕・モリーヨが加わり、厚みを増した。各投手が額面どおりの働きを見せてくれれば十分に戦える。

投打ともに戦力が整いつつある楽天。管理野球から放任野球へ――。この指揮官の方針転換で成功した例は過去に多い。初のリーグ制覇も十分に射程圏内だ。


<福岡ソフトバンクホークス>

2003年からリーグ優勝に遠ざかっているソフトバンクだが、補強はドラフト選手を除けば、韓国ハンファから入団したイ・ボムホのみ。そのイを見てきた野球ライターの話では、「スイングが大き過ぎて年間を通して日本人投手に対応出来るか疑問」との談。となれば、7年ぶりのV奪回のためには、日本人選手を中心に見た現有戦力の底上げが急務になる。

野手では、松田や長谷川といった将来のチームを担うであろう選手たちの1人立ち、そして、松中、小久保といった高齢化してきた主力選手に代わる若手の出現が必要不可欠になってくる。一方の投手陣も、元エースの斉藤が今季も絶望となったことで、杉内、和田に続く、計算出来る投手の台頭や守護神・馬原へ繋ぐためのリリーフ陣など、昨年3位といえども課題は山積している。

また、昨年末に解任された森脇ヘッドコーチ兼内野守備走塁コーチが、キャンプ中に編成アドバイザーとして球団に復帰を果たす異例の人事には驚いた。フロント内でのゴタゴタが見え隠れするが、このままシーズンに突入すればチームへの悪影響も懸念される。

今年の鷹、個人的には厳しいシーズンとなるような気がする。



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